通信制高校からの大学進学について

中卒から大学進学をするには通信制高校また高卒認定を取得する必要があります。
その中でも通信制高校の大学進学率はどれくらいなのでしょうか? 平成25年度学校基本調査をみていきましょう。

 平成 24 年度に通信制高校を卒業した人は50,542人いました。男子が25,670人、女子24,872人で、前年度よりも3,321人増加しています。卒業した人のその後の進路としては、「大学等進学者」は8,348人、「専修学校(専門課程)進学者」は10,993人、「専修学校(一般課程)等入学者」は1,130人でした。合計すると20,471人となり、通信制高校を卒業した人の約40%が、大学・短大や専修学校に進学していることが分かります。なお、そのほかの人の進路をみると、「公共職業能力開発施設等入学者」は377人、「就職者」は7,756人、「左記以外の者」21,138人、「不詳・死亡の者」800人となっています。

 大学・短大に進学した人だけを見ると、16.5%となります。全日制課程・定時制課程の高校では、卒業者数全体で1,088,124人、その内「大学等進学者」は578,554人で、53.2%です。比較すると、全日制・定時性課程の高校より、通信制高校の方が大学・短大への進学率はかなり低いことが分かります。
 

通信制高校の大学進学するためには

 しかし、通信制高校から大学・短大へ進学できる可能性は、ゼロではありません。大学へ進学するためには、「高等学校等卒業資格」を得るか、「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」に合格するなどの条件を満たす必要があります。そして、志望大学の入試に合格しなければなりません。通信制高校にしっかり通えている人は、高校卒業資格は取れるでしょうから、志望大学の合格基準まで学力をしっかり高めることが大切です。独学だけでは難しいと感じている人は、予備校や学習塾、家庭教師を利用するのも良いでしょう。また、近年では、学習指導がしっかりしていて4年制大学への進学実績の高さを売りにしている通信制高校もあります。

 通信制高校を卒業するのが難しいかもしれない……という人は、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)という手段もあります。高卒認定とは、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。合格すると大学や短大、専門学校の受験資格を得ることができるので、通信制高校を退学してしまった人でも大丈夫です。